激務すぎる幹部自衛官、家庭が崩壊するなら自衛隊を辞めた方がまし

自衛官として勤務し始めて10年が経ちました。自衛官になることは子供の頃からの憧れでしたし、ずっとこの仕事を続けて職務を全うするのだと当たり前のように思っていました。

 

真面目に勤務した結果、幹部自衛官にもなれて、これ以上、自分がやりがいを感じられる仕事はないとまで思っていました。

 

しかし、勤続10年を境に、幹部自衛官になったことも手伝って、仕事がよりハードになってきたのです。一般の企業に勤めたことはありませんので、いわゆるブラック企業なるものがどのような実態なのかは分かりませんが、恐らくそれに近いと思います。

 

雇用形態ももちろんですが、普通の株式会社などに務めている事務職の方や営業職の方などより仕事がつらいのは分かっていたつもりです。

 

しかし、自衛官以外の仕事を経験したことのない私でさえ、仕事としての常軌を逸していると感じるのです。

 

災害時など、いざという時に長期間、現地入りするのは当たり前ですし、それこそが最重要の任務と考えていますので、緊急時は当然です。

 

辞めたいと思い始めたのはつい最近ですが、やはり家に帰るのも毎日は無理ですし、緊急時以外でも一ヶ月くらい帰れない時があります。

 

子供もまだ小学生ですが、運動会なども一度も行ったことがありません。仕事に充実感を感じているのであれば、それも一つの人生かも知れませんが、あまりにもプライベートが無さ過ぎますし、ただ単に事務所にずっと居なければいけないということも幹部になってから非常に増えました。

 

辞めたいという気持ちは毎日感じていますが、自分を慕ってくれる部下もいますので、辞めにくいという現実もあります。

 

幹部には誰でもなれるわけではありませんので、自分を抜擢してくれた上司には感謝しています。

 

いざという時に冷静に対処しつつ部隊に指令を出すというのは、誰にでもできることではないと自負しております。

 

しかし、このまま自衛官を続ければ、家庭が崩壊しかねないという気持ちもどこかにあります。